「先人をおもうこと」と「物流業界におもうこと」
お疲れさまです。
本日は川幡が更新します。
先日、現場の方と話す機会があり、10年以上前の長崎旅行の話が出ました。
長崎の有名な観光地のひとつに「グラバー園」があり、当時そこにも東邦運輸ご一行は足を運んだそうです。
私もプライベートで訪れたことがあり、片手にカステラを抱えつつ(笑)、次の印象を受けました。
小高い場所に位置するグラバー園そのものより、そこから見た長崎港の方が印象的で、入港する船の汽笛と夕日が相まって、今でもその光景はありありと目に焼き付いています。
一方、その当時のことを話してくれた現場のドライバーさんはこう思ったと話してくれました。
「(グラバー園が作られた)江戸時代は道も十分に整備されていないだろうに、小高いここまで荷物運ぶのに大変だったろうな」
今の建物の感覚だと、ふもとからグラバー園まで高さはビルの4階、5階くらいでしょうか?同じ場所に行っても、感想が全然違うことに驚きつつ、現場の方ならではの発想を聴くことができたのは思いがけないプレゼントをもらった感じでとても嬉しかったです。
同時に先人のそういった汗と涙があって、あのような長崎港が臨めることに感謝しなければならないとおもいました。
さて、その現場の方とは、車両整備の場面でも先日お邪魔しました。
タイヤ点検、交換中。
奥にある赤い道具は手動の油圧ジャッキ、いわゆるダルマジャッキで、対象物の下に置かれてその物を支えたり、持ち上げるために使用する道具になります。
物流業界ならびに運送業界というと、現場の方のお仕事は「運転」が真っ先に出てくると思われますが、それを支える「車両整備」という業務もあり、私がこの写真を撮った時は長崎旅行の話をしてくれたスタッフしかり、「10年以上選手の現場スタッフ(大型ドライバー)」が「新卒の現場スタッフ(2tドライバー)」にタイヤの点検や交換を指導していました。
先人、先代、これまで業界や会社を支えてきた方皆さんの想いやその技を習得し、その方への恩返しとして出る自分らのアイデアが、
「それ、おもしろいね!」
そう感じてもらえる仕事を目指し、今週もまた1日1日を大切にしていきます。
川幡