論文を読みます!
お疲れ様です。
雨が続いていますね。気温差にふるえています。
先日のブログ(「星の評価」のタイトルです)で、環境にやさしい運転・エコドライブなどの話をしていました。
「エコドライブは交通事故低減にもつながる」
と参考資料に書いてあったので、そのままお伝えしていたのですが、
「エコドライブで交通事故減るのだろうか・・・?」と疑問が沸いてしまいました。
調べてみると、このような論文を見つけました。
「エコドライブ活動による燃費改善と交通事故低減」間地 寛ら(2006)
2006年の論文なので、業界では既に知れ渡っている内容なのかもしれませんが、今回もお付き合いくださいませ。
まず、「エコドライブ10のすすめ」というのが、エコドライブ普及連絡会で公開されています。
このエコドライブ10のすすめの一つである
【ふんわりアクセル「eスタート」を実践する】
というの一点に着目し、その一つのポイントに特化したエコドライブ教育を実践し、
燃費改善と交通事故低減に効果があるのか、というのを研究・分析したのが、この論文なのですね。
結果として、エコドライブ教育実施前と後では、教育実施後のほうが8.7%燃費が向上しています。
余談ですが、ここで8.7%上がりましたと言われても、どれくらい意味のある数字なのか、と思ってしまいますが、この研究の分析では、「有意水準」と言われる「分析結果として意味のある数字」に到達している値のため、エコドライブ教育の実施前と実施後の結果には有意な差があるといえます。
同様に、交通事故の発生数を比較すると、エコドライブ教育実施後は49%減少していたことが明らかにされました。
この研究では、「ゆっくりとした発進と停止」という一つのポイントに特化したエコドライブ教育とその実践が、燃費改善と交通事故低減に極めて有効であることを示しました。
この研究の取り組みの特徴は、一つのポイントに焦点を当てて、それに特化した教育を実施した点にあります。
そうした教育は,ドライバーにとっても継続的に実践しやすいと考えられます。
小さなことからコツコツ始めることでも、効果が表れるということを期待できる研究なわけですね。
文章がばかりになってしまいました。ご容赦ください。
なぜこんなにも意気揚々と論文解説のようなことをしてしまっているかと言いますと、
大学時代に読んでいた論文と書き方が似ていたからなのです。(研究分野は異なりますが)
つい、論文懐かしい!となってしまいました。
今日は張り切って午前中の投稿をしてみました。
それでは、今日も頑張りましょう!